棒グラフを作る時、まず最初におまじない。線幅2pt! いいですか? 線幅を2ptにするのです!
さて、棒グラフを作成すると、グラフの設定はデフォルトのままだといい感じにならない(左の数値とかいろいろ)ので、グラフを作ったらまず右クリックで設定画面を開く。
グラフ設定のグラフオプションはデフォルトでは棒グラフの幅90%、各項目の幅80%になってます。
ここは、各項目の幅は100%で固定にしましょう。各項目の幅というのは、下にある棒と棒の間の短い線から線までです。
(実際にはちょっと違うけど、下のような棒グラフの場合はそう思っておいて大丈夫)
この線から線までに対して棒の幅が何%になるか、が棒グラフの幅です。
例えば10mmの中に6mmの棒なら、棒グラフの幅は60%です。カンプに合わせて作るなら、棒の幅mm÷項目の幅mm×100=棒の幅%
グラフオプションの下に数値の座標軸、項目の座標軸の2つの設定があります。
数値の座標軸は、デフォルトではオフになっているデータから座標値を計算するのチェックを入れると、最小値、最大値、間隔を手入力できるようになります。下では間隔を4から2に減らしています。また例えば最大を2500にすれば、各棒ごとの数値を入れてもはみ出さないようにできます。
目盛りの、短い目盛りは、なしにしたり、反対端まで伸ばすこともできます。
項目の座標軸では目盛りをなしにすることも多いですね。
これでグラフ機能側は(デザインを使用しない場合は)だいたいできました。
このままグラフ機能を活かして使用する場合はいいのですが、ばらしてオブジェクトにしてしまいたい時もありますよね。
その時に是非使ってほしいのが、ホワイ+(グループ選択ツール)例えばこれで数値のどれかを2回クリック(タイミングが早すぎると文字入力になっちゃう)すると、数値が全部選択できる。棒を2回クリックすると棒が全部選択できる。
それぞれコピーして新規レイヤーにCtrl+Fで同じ位置にペーストすると、レイヤー分けしたオブジェクトになる。
私の場合、グラフはだいたい3つのレイヤーにわけます。
一番上に文字と0軸の線。その下には棒のみ、その下に数値の目盛りと左端の縦線、いれるなら項目の座標軸もここ。また背景を置くならそれもここ、もしくはさらにひとつ下に背景のみのレイヤー。