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カラーマネジメント

東京のDTP勉強会に行って来ました。

【DTPの勉強会 第27回】「WinでもMacでも悩まない、初歩からのカラーマネジメント」

 

カラーマネジメント回ということで、なぜカラーマネジメントが必要かとか、そういう根本の所から、どうするのがいいかとか、そういうのまで。

カラーマネジメントって、つまりなんぞや?って話だと思うんですが、例えばお客様から「ここ、青にして」って言われたとして、「青」と言われても、それって「晴れた日の空の青」なのか「深い海の青」なのかそれとも他の具体的ななにかの青なのか、わからないわけですよ。私の頭の中に思い浮かべる青が、お客様の頭にある青と一致するのは奇跡のような偶然を期待するしかない。

そして私が今画面上で見ている色と同じ色をお客様の環境のパソコンやスマホで見られてるとは限らない。これが怖いところで、「ここ、もう少し赤味を強くして欲しい」と言われたとして赤味を強くすることは可能かも知れないけど、もしかしたらお客様の環境では実際の色より赤味が薄く見えてたら、強くしちゃって本当にいいのかって話ですよね? なので、色を評価するための標準環境とはこうですよ、というのが決められている。そういう環境を作って、皆同じ土俵で話をしましょうってことですね。

で、モニターの色も、印刷機の色も、プリンターの色も、きちんと色を合わせましょうと。

標準化、大事。

私自身で言うと、キャリブレーションして、モニターとプリンターの色を合わせたことで、モニターで見ている色を信用できるようになったし、プリンターで出てくる色もモニターと大きく変わらないし、印刷に回しても用紙や印刷機にもよるけど大きく転ぶことはなくなって、安定した品質になったと思います。以前は、モニターで見て色を決めてもプリンターで色が転ぶので、出力されたものを見て再度色を調整して出力して……意図した色が出力されるまで何十回も色調整が必要になることもあったのが、今は一発です。その分の時間と労力を他のことに振り分けられるようになったと思う。

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